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【米国NY展覧会】「金継ぎと漆 ― 再生と継承の美」出展中(6/26~7/17@日本クラブ)

2025/07/06

■展示会ポスター

6月26日より、米国ニューヨーク・日本クラブにて開催中の企画展「金継ぎと漆 ― 再生と継承の美」に当社が出展しています(会期は7月17日まで)。

■会場の様子(NY日本クラブ7Fギャラリー)

本企画展では、日本の伝統技術と美意識を「再生」と「継承」の視点から紹介。重厚な存在感を放つ輪島塗、越前漆器の現代的な作品、そしてアートとして昇華された金継ぎ作品が一堂に会します。さらに、江戸後期から明治、大正時代にかけて作られた古民家由来のヴィンテージ漆器も展示され、時を超えた漆の魅力を伝えています。

■輪島塗の屠蘇器(輪島屋善仁)

■100年以上前のヴィンテージ漆器

当社は、暮らしに取り入れやすいモダンなデザイン漆器やインテリア向け漆製品に加え、米国初披露となる高級チェスセット〈TAKUMI〉のフルセットを展示。伝統技術と現代デザインの融合による漆の新たな可能性を世界に向けて発信しています。

■インテリアむけ漆テーブルや漆ウォールアート

■モダンなデザイン漆器

■匠プロジェクト高級チェスセット

6月26日に行われたオープニングレセプションでは、約100名の来場者を前に、山久漆工の三代目として山本が登壇。漆器の背景や制作哲学、海外での展開にかける思いを語り、大きな関心と共感を集めました。

■オープニングセレモニーで講演する山本

会期最終日の7月17日には、クロージングレセプションが予定されており、山本による展示作品の説明を交えたミニトークを開催。福井・石川ゆかりの日本酒と軽いおつまみをご用意し、展示とともに日本文化の奥行きを体感いただけるひとときとなります。

なお、本展は、長年親しまれてきた日本クラブ7階ギャラリーでの最後の展覧会でもあります。今秋の五番街新拠点への移転を前に、日本のものづくりの「今」と「これから」を伝える節目の展示となっています。

■展覧会概要
会期:2025年6月26日(木)~7月17日(木)
会場:日本ギャラリー(日本クラブ 7階)
住所:145 West 57th Street, New York, NY 10019
開館時間:月~金 10:00~18:00|土曜 10:00~17:00|日曜・7/4:休館
入場無料

主催:日本クラブ
協賛:J.C.C. Fund
出展協力:山久漆工、輪島屋善仁、中野拓(TNCA☆)
キュレーター:林祥子

(ご参考)
・6月26日オープニングレセプションについて→こちらをクリック

・7月17日クロージングレセプションについて→こちらをクリック

*Photos: Masao Katagami(上から2、3、6、8枚目)