お知らせ

フランス、イギリスにて漆のPR活動を行います。(Maison&Objet、Ashmolean Museum他1/23~28)

2014/01/17

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来る1月23日(木)~28日(火)までの6日間、フランスのパリおよびイギリスのロンドン、オックスフォードにておいて、以下の展示会、ワークショップイベントに参加し、新たな視点から海外むけに漆のPR活動を行います。
(詳細は、以下、英語サイトをご覧ください)
http://www.echizen-urushi.com/events.html

■フランス
1月24日(金)~1月28日(火) 展示会「メゾンエオブジェ(Maison&Objet)」
(出展ブース名は「TSUGI VINTAGE ARTS AND CRAFTS」です)
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(出品内容)
1.金継により再生した製品
・越前焼(福井県)の焼物×越前漆器(福井県)の金継
・九谷焼(石川県)の焼物×山中漆器(石川県)の金継
・益子焼(栃木県)の焼物×会津塗(福島県)の金継(被災地コラボレーション)
・その他、有田焼(佐賀県)、セーブル焼(フランス)の骨董品を、各地の金継で修復したもの

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2.ご自分で焼物の修復ができる「金継キット」(映像付)
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3.江戸時代から昭和時代のヴィンテージ漆器を塗直しで修復した器
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4.現代の漆器

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■イギリス
1月23日(木) ロンドン DAIWA基金にて金継(きんつぎ)をテーマにしたセミナー(満席のため受付終了)

1月24日(金) オックスフォード アシュモレアン博物館にて、金継のレクチャーおよびワークショップ(参加者 30名)
http://www.ashmolean.org/

1月25日(土) ロンドン TOKYO BIKEにて、職人による金継ワークショップ
http://tokyobike.co.uk/

 (今回の海外出展の目的)
壊れた焼物を漆の技術によって修復する金継(きんつぎ)など、西洋や中国の器文化にはない日本独自の思想、日本で幅広く使われる「継ぎ(TSUGI)」という言葉のもつ意味をご紹介しながら、これまでとは違った視点から漆の価値を海外の皆様に発信することが今回の活動目的です。
当社では「直して使う」をメインコンセプトに掲げた漆工芸、漆製品の再ブランディングと美的再生哲学に基づいた伝統工芸ブランドを確立するため、平成23年12月より業種や産地の垣根を越えて全国の漆器事業者、焼物事業者と手を組み、プロジェクトリーダーとして「漆活用ビジネス海外ブランド化協議会」を立ち上げました。今回のイベントは、中小企業庁の「JAPANブランド育成事業」として国の認定支援をいただきながら事業を推進しています。
こうした活動は、平成23年3月の大震災後、元にもどす復興ではなく傷あとを未来に繋げる意志をもって復興することともつながり、さらには大量生産大量消費に辟易してきている私たちの生活にすっと溶け込むものでもあると考えています。
「時代と文化、技術と人、世界と日本を継ぐ」。今回のイベントを通じて世界の皆様に私たちの思いを伝えながら、日本が誇る伝統文化や思想、伝統工芸について紹介してゆきたいと思います。

<ご参考:漆活用ビジネス海外ブランド化協議会メンバー>
山久漆工株式会社(越前漆器):プロジェクトリーダー
柳瀬陶房(越前焼)
株式会社佐藤喜代松商店(京漆器)
株式会社西本(山中漆器)
清峰堂株式会社(九谷焼)
合名会社関漆器店(会津塗)
陶芸かたおか(益子焼)