お知らせ

世界の舞台で当社の白漆が活躍しました

2011/03/02

世界司厨士協会(WACS)公認の5大国際料理大会の1つで、世界25ヶ国の料理人が4年に一度ルクセンブルクに集い、 メダルをかけて腕を競う「料理ワールドカップ 第11回大会」が、昨年(2010年)11月に開催され、 日本からは在日イタリア人シェフと日本人シェフで構成する、”サムライ・ジャパン・チーム”が唯一参加。 世界の強豪が競う中、シェフ3名が個人部門で見事メダルを獲得しました。
参加した各シェフが作り上げる各作品においてメダル獲得に大きく貢献したのは当社が製作協力した「白漆」の漆器でした。 在日イタリア人のシェフたちは、今回のイベントの1年ほど前に大変めずらしいベージュ色で なんともいえない優しい色合いの「白漆」をみて惚れ込み、ぜひとも「白漆」の器で「JAPAN」を表現したいと、 従来から白漆製品に積極的に取り組む当社に相談。当社にて直径22センチの木製球体4つと 70センチ四方の木板を特別に製作し、数ヶ月かけて白漆を塗り重ねて完成しました。
ワールドカップ当日は外国人の審査員たちも唯一参加した日本チームが使っているベージュ色の什器が「漆」であることを知って、 はじめて見るその美しさに大変感動していたとのことです。
先日1月27日(木)に東京丸の内(丸の内カフェ)で開催されたルクセンブルク経済通商省(東京貿易投資事務所)の 主催の報告会(パーティ)では、今回の白漆製品を台座に、チーズを大きくくり抜いて作った器をのせ、 中に「黒トリュフのリゾット」が用意されました。カプチーノの色にも似た白漆がイタリアの料理と絶妙にマッチし、 来場者を視覚と味覚で魅了しました。

 

■”サムライ・ジャパン・チーム”とは
在日イタリア人シェフ、マルコ・パオロ・モリナーリ氏を代表に、 アンジェロ・コッツォリーノ氏(バッボ・アンジェロ)、松崎文孝氏 (レオック)、ロベルティ・マウリッツィオ氏(チンクエ センスィ)、 福嶋一也氏(北陸学園)が2010年料理ワールドカップ個人部門に出場、世界の強豪が競う中、3名が入賞を果たしました。

■代表:マルコ・パオロ・モリナーリ氏について
(株式会社マルコ・パオロ・モリナーリ代表取締役)
イタリア北部の伝統的料理人ファミリーの5代目として生まれる。 欧米高級レストランで修行後、1990年に来日。世界の料理コンクールでの受賞多数。 ルクセンブルクの「料理ワールドカップ」には2002年、2006年に出場し、入賞。 「イル・シェフ」誌にて「20世紀のベストシェフ5」に選出、「料理の鉄人」出演、 「イタリア美酒美食文化の会」を組織するなど精力的に活動。横浜の「ラ・カーサ・デマルコ」 「ピアチェーレ」「ピッツェリア・マルゲリータ」「イタリアン居酒屋 ラ ボッテ」オーナーシェフ。