漆×おもてなしのコーディネート

vol.9 クリスマス

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立冬を過ぎると、街は徐々にクリスマスムードに染まります。
12月25日は、イエス・キリストの降誕をお祝いするキリスト教の祭日で、子供から大人まで誰もが心待ちにする『クリスマス』ですね。
室町時代末期、宣教師のフランシスコ・ザビエルによって日本に伝えられたそうですが、今では私達日本人にとって、1年の最後を飾る大切な行事となりました。
家族や恋人、あるいは気心の知れた友人たちとクリスマスの食卓を囲む時、何気ない毎日の暮らしの中にこそ、かけがえのない幸せが詰まっていることを感じずにはいられません。

漆と言えば、日本を代表する伝統工芸品ですが、実は非常にモダンな趣もあり、洋風のテーブルにもよく合います。普段、和食を頂く時に使う漆器も、真っ赤なリースやディナープレートと合わせれば、おしゃれでモダンなクリスマステーブルを演出してくれます。
幾通りも使える演出力の高い器こそ、大切に揃えていきたいものです。

ワンポイント

白漆の銘々皿の上に置いたのは、新商品の『JAPAN Glass しずく』と『JAPAN Glass つゆ』です。酒器としだけでなく、写真のようにスープを注いだり、前菜やシャーベットを盛り付けたりと、アイディア次第で様々な場面で活躍してくれそうです。
また、新色のブラックシルバーの三段重は、光のあたり具合でシルバーにもブラックにも見える美しい重箱です。和にも洋にも万能に活躍することでしょう。
デザートタイムには、リバーシブルの折敷をひっくり返し、ブラックシルバーからホワイトへと折敷の色を変化させました。
折敷の色だけで、食卓の印象は随分変わります。年末年始に向けて是非お勧めしたい便利なアイテムです。
(クリスマスリース提供:bloomish)

■ 今回ご紹介した商品はこちらからご購入できます。

『漆 × おもてなしのコーディネート』は、季節にあわせてテーマをかえながら漆器を使ったおもてなし、塗り物の上手な活かし方を写真を使ってご提案する山久漆工の新たな企画です。
テーブルコーディネーターとしてご活躍中の水谷美枝子さんがコーディネイト、文章、撮影を担当します。
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水谷美枝子(みずたに みえこ) テーブルコーディネーター
商品ディスプレイ、セミナー講師の他に、東京都三鷹市の自宅サロンにて、テーブルコーディネート&おもてなし料理提案サロン【Table meets style】を主宰。
都内では珍しいコーディネート実習中心のレッスンに注目があつまっている。
ブログ http://mstyletable.blog.fc2.com